Avoid Export Default

export defaultは有害だと考えられます

以下の内容のfoo.tsファイルがあるとします:

class Foo {
}
export default Foo;

次のように、ES6構文を使用して(bar.tsで)インポートします。

import Foo from "./foo";

これには保守性の問題がいくつかあります:

  • foo.tsFooをリファクタリングしても、bar.tsでは名前が変更されません

  • foo.ts(これはあなたのファイルの多くが参照しているものです)から、より多くのものをexportする必要がある場合、import構文をいじくる必要があります。

このため、私はシンプルなexports + 分解importを推奨します。例: foo.ts:

export class Foo {
}

そして:

import {Foo} from "./foo";

下にもいくつかの理由を書きます。

CommonJSとの相互運用

defaultは、const {Foo} = require('module/foo')の代わりに、const {default} = require('module/foo');を書かないといけないCommonJSユーザーにとって、恐ろしい体験になります。あなたはたいていdefaultエクスポートをインポートしたときに他の何かにリネームすることになるでしょう。

低い検出性(Poor Discoverability)

デフォルトエクスポートは検出性(Discoverability)が低いです。あなたはインテリセンスでモジュールを辿り、それがデフォルトエクスポートを持っているかどうかを知ることができません。

デフォルトエクスポートでは、あなたは何も得られません(それはデフォルトエクスポートを持っているかもしれませんし、持っていないかもしれません¯\_(ツ)_/¯):

import /* here */ from 'something';

デフォルトエクスポートが無ければ、素晴らしいインテリセンスが得られます。

import { /* here */ } from 'something';

オートコンプリート(Autocomplete)

エクスポートについて知っているか、いないかに関わらず、あなたはカーソル位置でimport {/*here*/} from "./foo";をオートコンプリートできます。それはデベロッパーに少しの安心感を与えます。

タイポに対する防御(Typo Protection)

あなたはimport Foo from "./foo";をしながら、他でimport foo from "./foo";をするようなタイポをしたくないでしょう。

TypeScriptの自動インポート

自動インポート修正は、うまく動きます。あなたがFooを使うと、自動インポートはimport { Foo } from "./foo";を書き記します。なぜなら、それはきちんと定義された名前がモジュールからエクスポートされているからです。いくつかのツールは、魔法のようにデフォルトエクスポートの名前を推論します。しかし、風変わりな魔法です。

再エクスポート(Re-exporting)

再エクスポートは不必要に難しいです。再エクスポートはnpmパッケージのルートのindexファイルで一般的に行われます。例:import Foo from "./foo"; export { Foo }(デフォルトエクスポート) vs. export * from "./foo"(名前付きエクスポート)

Dynamic Imports

デフォルトエクスポートは、defaultを動的にインポートしたときに、それ自身に悪い名前を付けます。例:

const HighChart = await import('https://code.highcharts.com/js/es-modules/masters/highcharts.src.js');
Highcharts.default.chart('container', { ... }); // Notice `.default`

非クラス/非関数の場合、2行必要です

関数/クラスに対しては、1行で書けます:

export default function foo() {
}

名前が無い/型アノテーションされたオブジェクトに対しても、1行で書けます:

export default {
  notAFunction: 'Yeah, I am not a function or a class',
  soWhat: 'The export is now *removed* from the declaration'
};

しかし、他のものに対しては2行必要です:

// If you need to name it (here `foo`) for local use OR need to annotate type (here `Foo`)
const foo: Foo = {
  notAFunction: 'Yeah, I am not a function or a class',
  soWhat: 'The export is now *removed* from the declaration'
};
export default foo;

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