React & TypeScriptのプロジェクト作成

手動でTypeScriptのプロジェクトをセットアップする場合と、Create React Appのテンプレートを利用する場合の両方について説明します。

1. 手動でTypeScriptのプロジェクトをセットアップする場合

TypeScriptを使用してWebアプリケーションを作成する場合は、簡単なTypeScript + React(UIフレームワーク)のプロジェクトのセットアップを作成することをお勧めします。

一般的なマシンのセットアップ

  • Node.jsをインストールする

  • Gitをインストールする

素早くプロジェクトをセットアップする

ベースとして https://github.com/basarat/react-typescript を使用してください。

git clone https://github.com/basarat/react-typescript.git
cd react-typescript
npm install

ここで、 あなたのすばらしいアプリケーションを開発する にジャンプしてください。

プロジェクトの詳細設定

そのプロジェクトがどのように作成されたかは下記の通りです。

  • プロジェクトのディレクトリを作成する:

  • tsconfig.jsonを作成する:

  • package.jsonを作成する:

  • すべてのリソースを含む単一のapp.jsファイルにモジュールをバンドルするためのwebpack.config.jsを作成する:

  • webpackが生成するindex.htmlのテンプレートとして使われるsrc/templates/index.htmlファイルです。生成されたファイルはpublicフォルダに配置され、Webサーバーから提供されます:

アプリケーションのエントリポイントであるsrc/app/app.tsxは以下の通りです:

あなたのすばらしいアプリケーションを開発する

最新のパッケージを入手するにはnpm install typescript@latest react@latest react-dom@latest @types/react@latest @types/react-dom@latest webpack@latest webpack-dev-server@latest webpack-cli@latest ts-loader@latest clean-webpack-plugin@latest html-webpack-plugin@latest --save-exactを実行してください。

  • npm startを実行してライブ開発を行います

    • http://localhost:8080 を参照してください

    • src/app/app.tsx(またはsrc/app/app.tsxに使われるts/tsxファイル)を編集すれば、サーバーがLive Reloadします

    • src/templates/index.htmlを編集すれば、サーバーがLive Reloadします

  • npm run buildを実行して本番用のアセットをビルドします

    • Webサーバーを通じてpublicフォルダ(ビルドされたアセットが配置される)をサーブします

2. Create React Appを利用する場合

TypeScriptを使用してReactのWebアプリケーションを作成する場合、最も一般的な方法は、Create React Appを使うことです。このツールはReactの開発チームがメンテナンスを行っているツールです。公式にTypeScriptのテンプレートが提供されています。

簡単にプロジェクトをセットアップする

Reactの公式Webサイトに書かれているようにnpx create-react-app my-app --template typescriptというコマンドを実行します。my-appの部分には、プロジェクトに利用するフォルダ名を指定します。これで、最初からTypeScriptを利用可能なプロジェクトを簡単に作成できます。

これで、開発用サーバが起動し、 http://localhost:3000/ にアクセスして動作を確認しながら、開発を進めることができます。この開発用サーバーは、ファイルの更新を監視しているので、TypeScriptのコードを変更すれば、自動的にコンパイルされ、ブラウザがリロードされます。この仕組みをLive Reloadや、Hot Reloadと呼びます。

プロジェクトの詳細設定

Create React Appでプロジェクトを作成すると、下記のようなtsconfig.jsonが作成されます。これを必要に応じて修正し、TypeScriptのコンパイラの動作を、好みに合わせて調整することができます。

プロジェクトのビルド

npm run build または yarn build のコマンドで、本番環境用のビルドを実行できます。これで、Reactチームによって本番環境に最適化されたバンドルファイルを出力できます。

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