const
はES6/TypeScriptで提供された非常に素晴らしい機能です。変数をイミュータブル(immutable)、つまり不変にすることができます。これは、可読性の面だけでなく実行時の面でも優れています。 constを使うには、単にvar
の代わりにconst
を使うだけです:
const foo = 123;
この構文は、
let constant foo
すなわち変数+動作指定子のようなものを入力させる他の言語よりも、ずっと優れています(個人的な意見です)。
const
を使うことは、可読性とメンテナンス性のどちらの面でも良いことです。そして、マジックリテラル(謎の定数、マジックナンバーとも呼びます)を使うことを避けることができます。
// 可読性が低いコードですif (x > 10) {}// このほうがベターですconst maxRows = 10;if (x > maxRows) {}
以下はコンパイルエラーになります:
const foo; // ERROR: constの宣言は値を初期化する必要があります
作成された定数はイミュータブル(不変)です。したがって、新しい値を代入しようとするとコンパイルエラーになります:
const foo = 123;foo = 456; // ERROR: 代入の左側に定数を置くことはできません
const
はlet
と同様にブロックスコープです:
const foo = 123;if (true) {const foo = 456; // Allowed as its a new variable limited to this `if` block}
const
は、変数の参照(reference)を保護する限りにおいて、オブジェクトリテラルでも機能します:
const foo = { bar: 123 };foo = { bar: 456 }; // ERROR : Left hand side of an assignment expression cannot be a constant
ただし、以下に示すように、オブジェクト内部のプロパティを変更することは可能です。
const foo = { bar: 123 };foo.bar = 456; // Allowed!console.log(foo); // { bar: 456 }
後で変数の初期化を行ったり、再代入する予定が無いのであれば const
を使いましょう(再代入する場合は let
を使います)。