インターフェース

インターフェース(Interfaces)

インターフェースは、JavaScriptランタイム上では、何の影響もありません。TypeScriptのインターフェースは、オブジェクトの構造を宣言するための多くの機能があります。

次の2つは同じ意味の宣言です。1つ目は、インラインの型定義を使用し、2つ目はインターフェースを使用しています。

// Sample A
declare var myPoint: { x: number; y: number; };

// Sample B
interface Point {
    x: number; y: number;
}
declare var myPoint: Point;

しかし、_サンプル B_の美しいところは、myPoint このライブラリを使って、別のライブラリを作る誰かが、新しいプロパティを追加する際に、簡単にmyPointの宣言を拡張して、新しいプロパティを追加できることです:

// Lib a.d.ts
interface Point {
    x: number; y: number;
}
declare var myPoint: Point;

// Lib b.d.ts
interface Point {
    z: number;
}

// Your code
var myPoint.z; // Allowed!

これは、TypeScriptのインターフェースが拡張に対してオープンであるためです。これはTypeScriptの重要な教えです。_インターフェース_は、JavaScriptの拡張性と同じことを実現しています。

クラスはインターフェースを実装できる

誰かがあなたのためにinterfaceで宣言したオブジェクト構造に従わなければならない_クラス_を使いたい場合、互換性を保証するためにimplementsキーワードを使うことができます:

interface Point {
    x: number; y: number;
}

class MyPoint implements Point {
    x: number; y: number; // Same as Point
}

基本的にimplementsしたクラスがあるときに、その外部のPointインターフェースを変更すると、あなたのコードベースでコンパイルエラーになりますので、簡単に同期を取ることができます:

interface Point {
    x: number; y: number;
    z: number; // New member
}

class MyPoint implements Point { // ERROR : missing member `z`
    x: number; y: number;
}

implementsはクラスの_インスタンス_の構造を制限することに注意してください。

var foo: Point = new MyPoint();

foo:Point = MyPointのようなものは上記とは異なります。

ヒント

すべてのインターフェースが簡単に実装できるとは限りません

インターフェースは、JavaScriptで可能などんな変な構造でも宣言できるように設計されています。

newをコールできる何かのインターフェースを考えてみましょう:

interface Crazy {
    new (): {
        hello: number
    };
}

基本的な実装は次のようなものです:

class CrazyClass implements Crazy {
    constructor() {
        return { hello: 123 };
    }
}
// Because
const crazy = new CrazyClass(); // crazy would be {hello:123}

インターフェースを使って変な構造を宣言し、TypeScriptの型のサポートを得つつ、安全に使用することもできます。しかし、それらをTypeScriptのクラスとして実装できるとは限りません。

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